ITC中部 理事 広報委員会副委員長 日比 政博
最近私が受講したフォーラムで大変共鳴したセミナーがありましたので、紹介したいと思います。
そのセミナーはアイ・ティ・イノベーション社のITIフォーラム2017 in 名古屋での中山嘉之氏の「エンタープライズデータHUB実践事例と、今後の企業システム・アーキテクチャ」です。
詳細な内容はアイ・ティ・イノベーション社のHPに掲載されているブログ
「現場を極めたITアーキテクトが語る!「成功へ導く極意」by中山嘉之」
(http://www.it-innovation.co.jp/blog/cat_blog05/)
を参照下さい。
私自身は以前ITベンダーのソフト会社に所属して大手の会社の基幹システムの構築と保守を長年担当してきました。その会社を定年退職した後、数年を経て社員100名以下の小さなソフト会社の役員になり、以前担当していた大手の会社のシステム構築と保守にまた携わるようになりました。そこで特に感じたことは、10数年(長いものは20年位)前のシステムがインフラや基盤は変わっていますが、業務システム自体はほぼそのままコンバージョンされて動いているものが非常に多いということです。またそのシステムは長年に亘って改修と機能追加、他システム連携が一杯加わり、中山氏の言う「スパゲッティ&サイロ化」しており、大変保守が難しく、また機能改修する毎にトラブルが発生しています。
そのような問題を痛感していたので、私は中山氏が説明した「エンタープライズデータHUB」の考え方とそれを活用した旧システムから新システムへの段階的移行に大変共鳴したわけです。またそれを契機として中山氏がブログで掲載している記事の中からデータHUBに関する記載を全て読ませて頂きました。その中では大きな問題を発生して失敗事例の多い「M&Aでのシステム統合」においても非常に有効であるとの記事にも大変興味を持ちました。
詳細な内容は私は全く詳しくないので、興味を持たれた方は是非上記の中山嘉之氏のブログを読んでみて下さい。特に私が大変参考になったのは下記の記事です。
2014.2.26適材適所その2(エンタープライズHUB)、2014.3.12マスタHUB(狭義のMDM)、
2014.3.25トランザクションHUB(TDM)、2015.9.27移行の常設化としてのデータHUB、
2015.10.26大規模&疎結合アーキのかなめ(その1)、2015.11.8大規模&疎結合アーキのかなめ(その2)、2015.12.5大規模&疎結合アーキのかなめ(その3)、2016.2.23M&Aの肝となるデータHUB
以上