『中部IT経営力大賞2024』の各賞受賞者の決定及び表彰式『IT経営カンファレンス2024in名古屋』の開催について
中部IT経営力大賞実行委員会では、「中部IT経営力大賞2024」の各賞受賞者を決定しました。
これは、2011年度まで中部経済産業局主催で実施された「中部IT経営力大賞」をそのまま民間NPOが引き継ぎ、中部地域において優れたIT経営を実践し他の参考となるような中小企業等の取り組みを表彰するものです。
表彰式は、3月13日(水)に開催する「IT経営カンファレンス2024in名古屋」において実施します。
1. 特定非営利活動法人ITC中部(理事長 秋山 剛)は、特定非営利活動法人ITコーディネータ協会、特定非営利活動法人ITコーディネータ富山、特定非営利活動法人石川県情報化支援協会、ITC三重、ITC中部岐阜委員会と共同で中部IT経営力大賞実行委員会を組織しました。
2. 受賞者の選定にあたっては、中部IT経営力大賞選考委員会(委員長:岸田賢次名古屋学院大学大学院名誉教授)において書類審査し、応募のあった4件の中から、大賞1件、優秀賞2件、奨励賞1件の計4件を決定しました(別紙1参照)。今回応募された4件はいずれも優秀な実践事例でした。
3. 表彰式は、3月13日(水)に開催予定の
『IT経営カンファレンス2024in名古屋』の場において実施します。なお、「IT経営カンファレンス2024in名古屋」はITコーディネータ協会及びITC中部が主催し、中部経済産業局の後援を得て開催いたします。
4.『IT経営カンファレンス2024in名古屋』では、利用が拡がりつつあるIoT・AI・クラウドサービスなどデジタル技術活用(DX:デジタルトランスフォーメーション)の最新動向等に関する講演をはじめ、「中部IT経営力大賞2024」受賞企業による事例紹介などを行います。
5.今回の栄誉に輝かれた各社のIT経営実践の取り組みを先例として、IT・IoTの活用によるDX推進・経営革新に中部地域の中小企業が積極的に取り組まれることを期待するとともに、『IT経営カンファレンス2024in名古屋』へのたくさんの方々のご出席をお待ちしています。
別紙1
『中部IT経営力大賞2024』受賞者一覧表
1.大賞1件
会社名 | 評価概要 |
株式会社アルタ
代表取締役 加藤 千雄 所在地 愛知県名古屋市 業種 情報通信サービス |
外国人留学生、教育機関及び留学生を採用したい企業の三社が活用して頗る利便性が高くしかも殆どが紙管理の各種手続きが効率化される「留学生トータルサポートツールLevi」を自社開発し、外国人留学生・教育機関・採用企業に使用され、その利便性が絶賛されるとともに、売上高の増大、管理人員の省人化など大きな成果をあげ、優れた先進的なIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として高く評価された。 |
2.優秀賞2件
会社名 | 評価概要 |
株式会社グランツ
代表取締役 堀木 祐規子 所在地 愛知県稲沢市 業種 プラスチック成形材料製造業 |
販売管理システム、会計システムの導入後に生産管理システムを導入しDXに対する戦略と計画をしっかり作成して実行、従業員への意識作りにも計画的に取り組み、製品の品質は大幅に改善され、業務は効率化された。さらに課題解決型HPの導入によって、営業力が強化され売上高の増加につながるなど攻めのIT活用をすすめ、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として評価された。 |
ミズタニバルブ工業株式会社
代表取締役社長 水谷 真也 所在地 岐阜県山県市 業種 はん用機械器具製造業 |
①製品開発人材の育成と体制構築 ②間接部門の効率化 ③カイゼン活動のための作業実績のデジタル収集 これら3つの重要経営課題の解決に向かって、それぞれ適切なIT活用による対策を実施し、かつ社内RPA人材を育成するなど、優れたIT経営を実践し、他の中小企業がIT経営に取り組む際の模範となる事例として評価された。 |
3.奨励賞1件
会社名 | 評価概要 |
株式会社小林製作所
代表取締役 小林 一彦 所在地 岐阜県関市 業種 生産用機械器具製造業 |
生産現場の情報収集を積極的に行うと同時に大型ディスプレイで共有化を図るなど、組織としてIT経営を展開、金型製作、試作成形までの各工程のデータ収集により見える化、業務改善を図るなど、ITツールの導入だけでなく、5Sや人材育成にも力を入れている。動画を活用して熟練工から若手技術者への技能承継が図られ、若手技術者が自発的に行動できるようになるなど、他の中小企業がIT経営に取り組む際の参考となる事例として評価された。 |